事例のポイント
- 受発注管理に必要な機能がそろっている
- ヘルプが充実していて、問い合わせることなく初期設定が完了
- boardの利用料金は非常に安価
課題
- 多くの販売管理システムは高額で、しかも在庫管理など当社に不要な機能が多かった
- 受発注管理や請求管理を低価格でシステム化したい
対策
- シンプルに使える安価な販売管理システムを導入する
効果
- 案件の受発注の状況をすぐに把握できる
- 支払いや請求処理を抜け漏れなく行える安心感がある
- 月額2,000円程度の利用料金
CWS株式会社は、中和機械株式会社 の子会社として、ポンプやボイラーなど水に関連するさまざまな産業機械を取り扱っているエンジニアリング会社です。会社設立時からboardを導入していただき、現在まで1年半ご利用いただいています。
board導入の背景や現在の使い方について、代表取締役社長の伊藤健彦様、取締役の守屋裕文様にお話を伺いました。
びっくりするくらい安価、でも機能は充実している
boardを導入した背景を教えてください
当社は中和機械株式会社の子会社として2022年に設立した、産業機械のエンジニアリング会社です。
2021年から親会社である中和機械株式会社が案件管理システムを探していました。当時は、案件を受注したら担当者が紙のフォーマットに必要事項を記載し、別の担当者が社内の管理システムに情報を入力するという非効率なオペレーションでした。
そのため、業務効率化のために販売管理システムを導入することになり、中和機械はboardではなく別の販売管理システムを導入したのですが、費用が高額なわりに、日々の運用においてストレスを感じることが少なくありませんでした。
そこで、新しく設立したCWS株式会社では、営業部門で案件の受発注を管理できる安価なシステムを新たに導入しようと考え、インターネットで販売管理システムをいくつか検索し、boardにたどり着きました。
代表取締役社長 伊藤健彦様
boardを導入する決め手になったのはどのような点でしたか?
販売管理システムの多くは、在庫ビジネスを想定して開発されたものが多いように思いますが、当社としては在庫管理機能は不要でした。また、営業管理機能が備わっているシステムもありますが、これも当社では不要で、あくまで受注済みの案件の請求書や、案件に関連した発注書を作成したいと考えていました。
なかなか当社にフィットするシステムがないな、と思っているときにboardにたどり着いて、「これだ」と感じました。中和機械として販売管理システムの見積もりを取った時には、一番高いものでは初期費用で数千万円かかるシステムがありました。その価格感が頭にあった状態でboardの料金を見るとびっくりするぐらい安価で、しかも当社が必要と考えていた案件管理機能がそろっているようでした。
当社は設立から間もないため、経費をできるだけ抑えたいと考えていたことから、「boardの機能に当社の業務を合わせるようにすればいい」と考え、導入することにしました。
boardの導入時に苦労された点はありましたか?
boardの初期設定は私(編注:守屋様)と事務スタッフの2名で行いました。「とにかくやってみよう」とヘルプを見ながら2人で進めましたが、boardはヘルプページがとても充実しているので、サポートに問い合わせる必要もなく、初期設定作業はスムーズに完了しました。
取締役 守屋裕文様
請求・支払い漏れの不安がなくなり、経営上必要な数字をすぐに見られるように
boardの現在の使い方を教えてください。
当社では案件を受注した時点からboardを使っています。具体的には、当社からお出しする発注書や請求書、当社が受け取る注文書の作成・管理に使用しています。
また、当社の案件は受注してから請求するまでの期間が長く、お客様へ請求するまでの間に仕入先などへの支払いが発生します。そのため、キャッシュフローがマイナスになっていないかは定期的に気になるポイントで、boardの「損益レポート」や「キャッシュフロー予測」を頻繁に見てはすぐに対策を講じています。
boardのご利用を開始されてから1年以上たちますが、現時点での満足度はいかがですか?
当社が求めていたことの90%以上をboardで実現できており、非常に満足しています。
■受発注管理
導入の一番の目的が案件管理でした。案件の受注や発注の状況をすぐに一覧で把握できるのが助かっています。
■請求・支払管理
boardを導入する前は支払いに漏れが生じていないか確認するだけでも手間でしたが、今はログイン直後のダッシュボード画面で当月の請求や支払いの有無がすぐわかりますし、毎月リマインドの通知がメールで送られてくるので、抜け漏れが生じにくく、安心感があります。
■売上管理
当社ではお客様への請求に先立って支払いが先行することが多いため、売掛が残った状態で期をまたいでいないかは常に気にしています。boardでは案件ごとの粗利だけでなく、四半期や通期での粗利が売上分析の画面ですぐにわかるので、経営上役に立っています。
boardへのご要望はありますか?
boardの料金があまりにも安いので、当社の業務に合わせて新機能がほしい、カスタマイズしてほしいといったことはとくにありません。boardの機能に当社の業務を寄せるような形で導入しましたが、ストレスなく使えています。
また、当社はまだboardの機能を100%使いこなせていないと思っています。そのため、今後は案件の原価だけでなく、人件費や地代などの諸経費も登録して損益レポートの精度を上げるなど、まずはboardの基本的な機能を今まで以上に使いこなしていきたいと考えています。
boardのお勧めポイントを教えてください。
見積もりや請求管理だけでなく、案件の受発注管理機能もついているにもかかわらず、月額2,000円程度(※)と非常にリーズナブルなサービスだと実感しています。人数が少ない会社や受発注管理にシステムを使っていない会社でしたら、boardを試してみることをお勧めします。
※Basicプラン、2024年7月時点