このたび、board APIのリクエスト制限を引き下げることになりましたので、事前にお知らせいたします。
今回の制限引き下げは、ごく一部で発生している非常に集中的なリクエストへの対策として実施するものです。そのため、ほとんどのケースでは影響がないと考えられますが、念のため、APIをご利用中の方は以下の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
バースト制限の引き下げ
従来のboard APIでは、秒間リクエスト数の制限を超えて一時的に許容される「バースト」を「100」まで可能としていました。
通常の利用で、バーストの値が「100」必要なケースはほとんどありません。しかし、現状では「100」まで許容しているため、瞬間的に大量のリクエストが可能となり、後述のような問題が生じる可能性があります。そのため、安定した運用を確保する目的で、バーストの上限を段階的に引き下げていくこととしました。
*なお、上限の引き下げ後のバースト可能数に関しては、運用状況を踏まえて調整するため非公開とさせていただきます。
同時リクエスト数の制限
APIを利用して全データのバックアップを取得する場合、案件リスト取得APIや請求リスト取得APIなどを使用し、1回あたり100件かつ「response_group」を「all」に設定した上で、繰り返しリクエストを送信するケースが想定されます。
このようなリクエストに対しては、レスポンスが返されるまでに一定の時間を要しますが、このレスポンスを待たずに、連続してリクエストを送信するケースも確認されています。この際、前述のバーストを伴うリクエストが行われると、他のユーザーのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
そのため、「案件No」を指定しないリスト取得系APIにおいて、同時リクエスト数(レスポンスが未返却のリクエスト数)が「5」以上になった場合は、「429 Too Many Requests」を返すように仕様を変更いたします。
スケジュール
2025年7月1日以降、段階的に引き下げを実施します。
ご確認のお願い
ログの調査結果では、ほとんどのケースで影響はないと考えられますが、ご利用のシステムに影響がないか、念のためご確認いただきますようお願いいたします。