申請フローで、その申請フローを使用できる書類金額の条件を設定したり、自動承認の機能を利用できるようになりました。
従来の申請フローでの課題
捺印申請においては、見積書や請求書の金額に応じて承認ステップや承認者が分岐するケースがありますが、これまでのboardの申請フローではこのようなケースに対応する機能がありませんでした。そのため、金額に応じた申請ルールがあるケースでは、申請フロー名を元に使い分ける方法しかなく、申請者が誤った申請フローを選択してしまったり、申請フローが多い場合に対象のものを見つけづらくなるといった課題がありました。
また、これまでの申請フローでは、申請が出された場合には承認者による承認の操作が必須となっており、「一定の金額以下の書類は承認不要」というケースに対応できませんでした。
申請フローの「金額による条件」と「自動承認」の設定機能
このような課題に対応するため、申請フローの設定項目として「金額による条件」と「自動承認」が追加されました。

「金額による条件」の概要
申請フロー編集画面に「金額による条件」という設定項目が追加されており、その申請フローが対象とする書類の金額を設定できるようになっています。
捺印申請の際には、「金額による条件」に合致する申請フローのみが選択肢として表示されます。
なお、この項目が空欄の場合には、その申請フローはすべての金額の書類で使用できます。そのため、特に必要ない場合は空欄のままで登録してください。
*申請フローの「分岐」ではなく、申請フローそのものの利用可否を、書類の金額によって設定するという仕組みです。
「自動承認」の概要
申請フロー編集画面に「自動承認」という設定項目が追加されており、この項目をONにすることで、申請した時点で自動的に「承認済」になります。
先述の「金額による条件」と組み合わせることで、「一定金額以下は承認不要」といったケースで利用できます。
今回リリースされた機能について、詳しくはヘルプ「申請フローの設定」をご参照ください。