定期請求の各月の請求書に自動的に入る「○年○月請求分」という表示がすべて同じになってしまいます

定期請求の請求書に表示される「○年○月請求分」というメッセージは、常に何もしなくても挿入されているものではなく、設定内容に基づいて、特定の操作を行った時に、各請求書の請求日に連動した内容が自動的に明細行(摘要)に挿入されるという仕組みです。

そのため、各月の請求書に挿入されている「○年○月請求分」というメッセージがすべて同じ内容になっていた場合、条件に合致しない文言が登録されたことにより、本来の年月を挿入する仕組みが作動しなかったものと考えられます。

 

前提となる仕様

「○年○月請求分」という表示は、書類編集画面の「見積書」タブで、保存ボタンの隣にある保存オプション「明細を他の書類に反映」を選択して保存した時に、各月の請求書に自動的に挿入されるようになっています。

この際、「○年○月請求分」という書式は、上メニューの「設定→書類詳細設定→請求書タブ」の「定期請求メッセージ」で定義されている内容に基づいて生成されます。(デフォルトは「 %年月%請求分」)

また、請求書の書類編集画面で保存オプション「未請求の請求書・領収書へ明細を反映」を選択して保存した場合も、上記設定に定義されているフォーマットに基づいて年月が置換され、他の書類に反映されます。

 

考えられる原因

以下では例として、「請求期間:2020年1月〜2020年6月」の定期請求の案件で、各月の請求書には「2020年01月請求分」から「2020年06月請求分」まで正しい文言が入っていて、2020年1月〜4月分までは請求済、5月・6月分は未請求だった場合について考えます。

もしこの状態で、5月の請求書を変更し、保存オプション「未請求の請求書・領収書へ明細を反映」を選択して保存すると、6月の請求書にも5月分と同じ内容が反映されますが、ただし5月の請求書に入っていた「2020年05月請求分」という文言は、6月の請求書の方では自動的に「2020年06月請求分」という文言に置き換えられます。

この年月部分の置換は、請求書内に前述の書類詳細設定の「定期請求メッセージ」で定義されているフォーマットに合致する文字があれば正常に動作します。一方、「定期請求メッセージ」の定義と異なる文言が入っている場合は置換されません。

たとえば、書類詳細設定の「定期請求メッセージ」が「%年月%請求分」ではなく「%年月%分」となっている(「請求」の文字が欠けている)場合、システム側は5月の請求書上で「2020年05月分」という文字列を探し、もし見つかればこれを6月の請求書上で「2020年06月分」に置き換えて表示します。しかしこの時、5月の請求書上で「2020年05月請求分」と記載されていれば(「請求」の文字が入っている)、「定期請求メッセージ」の定義と異なるため、5月の請求書に入っていた「2020年05月請求分」の文字がそのまま6月の請求書にも反映されてしまいます。

 

このように、この状況は書類詳細設定の設定内容と書類上の書式が異なる場合に発生するため、考えられる原因は以下のいずれかになります。

  • 対象の請求書を登録した後に、書類詳細設定の「定期請求メッセージ」を変更した
  • 請求書に登録されている「○年○月請求分」という文言が、以前に自動挿入されたものではなく、手動で記入したものだったため、書類詳細設定の「定期請求メッセージ」の定義と異なる書式になっていた

 

このような場合は、書類詳細設定の「定期請求メッセージ」と、請求書上の文言が一致するように修正してください。

 



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