振込口座が複数登録されている場合の「デフォルトで請求書に表示される振込口座の決定ルール」について解説します。
当ヘルプの仕様が関係するケース
当ヘルプで説明する仕様は、以下の登録状況・設定内容のための仕様です。
- 振込口座管理で、自社の口座が複数登録されている
- 書類詳細設定で、「振込口座複数表示」がOFFになっている(請求書に表示される口座は1件のみ)
振込口座の「デフォルト」について
請求書に表示される振込口座のデフォルトが決まる仕組みは、大きく以下の2つあります。
振込口座管理の「デフォルト」
振込口座管理で「デフォルト」として指定された口座は、案件新規登録時に、請求書に表示されるデフォルトの口座として使用されます。
自社支社・グループ・案件区分・顧客の「デフォルト振込口座」
自社支社・グループ・案件区分・顧客に「デフォルト振込口座」という項目があります。
「自社支社ごと」「グループごと」などで口座を分けている場合に「デフォルト振込口座」を指定しておくことで、その自社支社やグループなどを案件新規登録時に選択すると、請求書の口座のデフォルトが、自社支社やグループで指定されている「デフォルト振込口座」になります。
デフォルトの優先順位
同一案件で複数の「デフォルト振込口座」が指定されている場合、以下の優先順位で請求書の振込口座が決まります(1が優先度高い)。
- 顧客
- 案件区分1
- 案件区分2
- 案件区分3
- グループ
- 自社支社
- 振込口座管理のデフォルト
たとえば、案件に設定された顧客とグループのどちらにも「デフォルト振込口座」が指定されていて、それらが異なる場合、「顧客」の「デフォルト振込口座」が使用されます。
なお、自社支社・グループ・案件区分・顧客のいずれにおいても「デフォルト振込口座」が未指定の場合は、振込口座管理で指定されているデフォルトが使用されます。また、振込口座管理でもデフォルトが未指定の場合は、最初の振込口座が使用されます。
*この仕組みは「案件新規登録時のデフォルト」ですので、請求書編集画面上でいつでも変更できます。
注意事項
- 「デフォルト振込口座」の仕組みは、あくまで「新規案件登録時」に使用されるものですので、「デフォルト振込口座」を設定・変更しても、既存の請求書には反映されません。
- 前述の通り「新規案件登録時」に使用されるものであるため、後から案件に自社支社・グループ・案件区分などを設定しても、自動的には請求書の振込口座は切り替わりません。
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