全銀協仕様の総合振込データ(FBデータ)出力

この機能を利用可能なユーザー権限
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支払一覧から、全銀協仕様の総合振込用の振込データ(FBデータ)を出力できます。boardから振込データをダウンロードし、それを各金融機関のインターネットバンキングにアップロードすることで、振込の手間を軽減できます。

*三井住友銀行をご利用の場合、銀行APIを利用して、振込データをインターネットバンキング「Web21」に直接送信することもできます。詳しくは、三井住友銀行API連携のヘルプをご覧ください。

 

boardで対応している振込データの形式

全銀協の仕様のうち、現時点でboardで対応している形式は以下のとおりです。

  • 総合振込用の振込データ
  • 120バイトの固定長形式
  • 改行コードの有無(選択可能)


お使いの金融機関で、上記以外の仕様(例:データの最後にEOFを付与)が必要な場合は、ご要望として「お問い合わせ窓口」までお知らせください。

 

事前準備

振込データを出力するにあたって、以下の事前準備を行ってください。

なお、すでに銀行API連携機能を利用している場合は、「振込元口座の登録」のみ対応が必須で、それ以外については銀行API連携機能で利用しているものと同じですので、とくに加えて行うことはありません。

銀行振込権限の設定

管理者権限等のユーザー権限とは別に、「銀行振込権限」という独立した権限を用意しています。「銀行振込権限」を有しているユーザーは、銀行振込関連の機能を利用できます。

当機能を利用できるようにしたいユーザーに対しては、上メニューの「組織設定→ユーザー管理」で「銀行振込権限」をONにしてください。

なお、通常のユーザー情報の変更は管理者権限のユーザーであれば可能ですが、銀行振込権限の変更を行うためには以下の条件が必要です。

  • 自身が銀行振込権限を有している
  • マスターアカウントである

最初の段階では、マスターアカウント以外の方は設定を変更できませんので、マスターアカウントの方が設定を行ってください。

*銀行振込権限は、リーダー権限・担当者権限のユーザーには付与できません。

振込元口座の登録

上メニューの「組織設定→振込データ用振込元口座管理」で、振込元となる自社の口座情報を登録してください。

*振込データ用の口座情報には、振込データの生成に使用される特有の情報が含まれるため、請求書に表示する振込口座情報とは別途登録する必要があります。

詳しくは、ヘルプ「振込データ用振込元口座管理」をご覧ください。

発注先振込口座の登録

発注先ごとに振込先の口座情報を登録してください。発注先振込口座の機能はデフォルトではOFFになっているので、上メニューの「設定→機能表示設定」で「発注先振込口座管理」をONにしてください。

機能表示設定で当機能をONにすると、左メニューの「発注先管理」から振込口座を登録できるようになります。

詳しくは、ヘルプ「発注先振込口座の登録」をご覧ください。

 

振込データを出力する

左メニューの「発注管理→支払一覧」画面の一覧下にある「振込データ」ボタンから出力できます。

支払一覧のスクリーンショット

なお、銀行API連携機能をご利用中の場合は、当ボタンは銀行API用のボタンとの共用になります。ボタンを押すと、メニューの中に「全銀ファイル出力(総合振込)」という選択肢が表示されます。

 

支払一覧で「振込データ」ボタンを押すと、下図のように、振込データに必要な選択項目と振込先の情報が表示されます。

振込データ出力画面のスクリーンショット

 

振込データ出力画面では、以下の項目を入力・選択してください。この内容に基づいて振込データが生成されます。

改行コード

改行コードの有無を選択します。改行コードの要否は金融機関によって異なりますので、金融機関のヘルプ等をご確認ください。

振込日

インターネットバンキングを通して、実際に振込が行われる日付(振込日)を指定します。

振込元口座

振込元となる自社の口座を選択してください。上メニューの「組織設定→振込データ用振込元口座管理」で登録した口座を選択できます。

振込元口座に複数の口座が登録されている場合は「デフォルト」として指定されているものが選択された状態になりますので、必要に応じて変更してください。

振込明細

支払一覧で選択した支払データが、振込先ごとにまとまって表示されます。「振込先口座」列では、「発注先振込口座」として登録した口座を選択できます。複数の口座が登録されている場合のデフォルトの決定ルールについては後述します。

 

振込データ出力時の支払ステータスの変更

振込データを出力すると、支払ステータスが「振込準備中」に変更されます。

なお、振込データの生成には、画面を操作してから少し時間がかかることがあります。このステータス変更の目的は、二重でデータを出力してしまわないようにすることにあるため、データの生成完了を待たずに「操作を行った時点(=データ準備中の画面)」で「振込準備中」に変更されます。また、対象の支払データがロックされている場合でも、出力状況管理の役割を優先し、ステータスは変更されます。

 

発注先振込口座のデフォルトについて

発注先振込口座が複数登録されている場合、前述の振込データ出力画面で口座を選択できますが、この際のデフォルトは以下のルールで決定されます。

まず、基本的な仕組みとしては、上メニューの「設定→デフォルト設定(会社)」の「振込データ用振込先口座」の設定に応じて決まります。その上で、データの登録状況に応じて以下のように決まります。

デフォルト設定の「振込データ用振込先口座」が「支払通知書に設定されている口座」の場合

支払通知書に紐付いている振込先がデフォルトとして選択されます。なお、支払通知書の「振込先」はデフォルトでは表示されていませんので、必要に応じて、上メニューの「設定→書類詳細設定→支払通知書タブ」で「振込先」をONにしてください。

また、支払通知書の振込先には「発注登録時点のデフォルトの発注先振込口座」が紐付くようになっています。そのため、発注登録時点でまだ発注先振込口座が未登録で、後から口座情報を登録した場合は、支払通知書には発注先振込口座が紐付いていません。この場合は、自動的に「現時点の発注先振込口座のデフォルト」が使用されます。

普段、支払通知書を利用していない場合は、「発注登録時点のデフォルトの発注先振込口座が使用される」とお考えください。もしくは、次項の「発注先口座でデフォルトとして指定されている口座」のご利用をご検討ください。

デフォルト設定の「振込データ用振込先口座」が「発注先口座でデフォルトとして指定されている口座」の場合

支払通知書に紐付いている振込先に関わらず、常に出力時点の「デフォルトの発注先振込口座」が使用されます。

普段、支払通知書を使用していない場合は、この設定の方が運用が簡単になると考えられます。前項の「支払通知書に設定されている口座」の内容をご確認の上、どちらの設定を利用するかご検討ください。

 

振込データを出力できないケース

支払データが以下の条件の場合は、振込データを出力することはできません。

  • 外貨の場合
  • 金額がマイナスの場合
  • 発注先振込口座が未登録の場合


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