boardで入金管理に利用できる機能にはどんなものがありますか?

boardには、銀行口座の入金情報と連携して自動で入金消込を行うといった機能はありませんが、「顧客別入金一覧」の画面を利用することで、効率的な入金管理ができます。

 

入金予定の確認・消込

入金予定の確認や入金消込の処理には「顧客別入金一覧」を使用します。

「顧客別入金一覧」では、入金予定額が、入金予定日(支払期限)別・顧客別・口座別に集計されます。また、同一の顧客に入金予定日が同じ複数の請求データが存在する場合は、同じ画面内で内訳を確認しながら、一括、あるいは個別に入金処理(請求ステータスを「入金済」に変更)することができます。

また、請求ステータスを「入金済」にする際に合わせて「入金日」も登録できます。「顧客別入金一覧」について詳しくはヘルプをご覧ください。

なお、「請求一覧」や請求書の書類編集画面からも請求ステータスを「入金済」に変更できますが、この場合「入金日」を登録することはできません。実際の入金日を記録したい場合は「顧客別入金一覧」をご利用ください。

 

入金予定日前後の通知

入金予定日前後に、対象となる請求について通知が必要な場合、「メール通知」機能や「Slack通知」機能、「Chatwork通知」機能で通知を受けられます。

「メール通知」機能は、ユーザー個人ごとの設定を行うことで利用できます。上メニュー「アカウント→メール通知設定」画面の「タスク通知」タブにある、「入金確認」の項目をONにすると、入金予定日前後のどのタイミングでメール通知を行うかを設定することができます。メール通知設定の詳細についてはヘルプをご覧ください。

SlackやChatworkでの通知機能については、ヘルプ「Slack通知の設定」やヘルプ「Chatwork通知の設定」をご覧ください。

 

入金日の確認・出力

「顧客別入金一覧」で登録した入金日は「請求一覧」の画面で確認することができます。

この際、「請求一覧」の画面では、デフォルトの設定では検索結果の表示内容に「入金日」が含まれていませんので、一覧画面の右上にある歯車マークから「検索結果表示設定」を開き、「入金日」を追加すると入金日が確認できるようになります。「検索結果表示設定」についてはヘルプをご覧ください。

また、「請求一覧」画面では「入金日」を含めた請求情報をCSVで出力できます。Excelなどを使って詳しい集計を行う場合や、データを加工して利用したい場合にご利用ください。

*デフォルトの設定でCSVの出力項目に「入金日」は含まれていますが、出力する項目の選択や並べ替えも可能です。詳細はヘルプ「CSVダウンロード項目定義」をご覧ください。

なお、CSV出力にあたっては、一覧画面の検索条件に応じた結果が出力されますので、検索条件を自由に設定することで、ご希望の条件で絞り込んだデータをCSV出力できます。

*一覧画面の検索条件は任意の内容でテンプレート化して保存しておき、必要なタイミングで呼び出して使うことも可能です。詳細は「検索条件テンプレート」のヘルプをご覧ください。

 

売掛金の残高一覧や年齢表の確認

boardは会計システムではなく「請求ごとに状態を管理していく」という仕組みのため、顧客別の売掛金残高を一覧表示したり、入金予定日からの滞留状況について年齢表のような形式で確認できるような専用の機能はありませんが、一覧画面の検索条件を指定することで、売掛金一覧の明細データを確認できます。 売掛金一覧の確認方法の具体例は、ヘルプ「未入金の一覧(売掛金一覧)はどこで確認できますか?」にまとめていますので、ご覧ください。

さらに、「請求一覧」の画面では、デフォルトで用意されている検索条件以外の項目も追加できるようになっています。

たとえば、デフォルトでは「請求月(単月)」の項目が設定されていますが、単月ではなく範囲で請求月を指定したい場合は、一覧画面左上の「検索項目を追加」の選択リストから、「請求月(範囲)」の項目を追加できます。検索条件の項目追加については、ヘルプをご覧ください。

一覧画面の右下では、検索条件に基づいた合計金額等を簡易的に確認できますが、詳細な集計や分析が必要な場合には、先述のとおり、一覧画面の情報をCSV出力することができますので、お手元にCSVをダウンロードの上でExcel等で加工してご利用ください。

なお、boardでは過去の特定の時点のデータを再現するということはできないため、各一覧画面で表示できるデータは、あくまで現時点のものです。たとえば、「先月末時点のデータを表示する」といったことはできませんので、合わせてご留意ください。



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