支払条件の締め日を月末以外(5日、10日など)に設定している場合、定期請求の請求期間はどのように設定すればよいですか?

当ヘルプでは「支払条件の締め日を月中(10日、20日など)に設定しているケース」について、定期請求の請求期間を正しく設定する方法を説明します。

なお、支払条件の締め日が「月中」ではなく「月末」の場合に関しては、ヘルプ「定期請求の案件を登録する」後半の「自動契約更新」セクションをご参照ください。

当ヘルプの例では、「20日締翌月末払」という名称で以下のように設定した支払条件がすでに登録されている前提とします。支払条件の登録方法についてはヘルプをご覧ください。

  • 支払方法区分:締め日基準
  • 締め日:20日
  • 支払期限:翌月・月末

定期請求の請求期間の設定におけるポイント

  • 「請求期間の終了日」と「支払条件の締め日」が同じになるように設定してください。
  • 請求期間は「日数」ではなく「月数」でカウントされる点に注意してください。たとえば、請求期間を「2021-01-20〜2022-01-19」とした場合、日数で数えれば「365日(=1年)」ですが、月数で数えた場合には「13ヶ月(≠1年)」になってしまうため、自動契約更新が正しく動作しません。

例1:毎月の請求(20日締翌月末払)で、1年ごとの自動契約更新時に新しい請求書を12回分作成する

■正しい設定
  • 支払条件:20日締翌月末払
  • 請求間隔:毎月
  • 自動契約更新:ON(更新時に12回分を延長)
  • 請求期間:2021-01-20〜2021-12-20

このように設定すると、請求終了日の翌日(2021年12月21日)になった時点で、次の1年分の請求書(12回分)が新たに生成されます。

この場合、上述の「定期請求の請求期間の設定におけるポイント」をどちらも満たしており、自動契約更新が正しく動作します。

■誤った設定
  • 支払条件:20日締翌月末払
  • 請求間隔:毎月
  • 自動契約更新:ON(更新時に12回分を延長)
  • 請求期間:2021-01-20〜2022-01-19

このように設定した場合、最初の案件登録時には「2021年1月」から「2021年12月」までの12回分の請求書ができますが、自動契約更新時(請求終了日の翌日である2022年1月20日になった時点)には「2022年2月」から「2023年1月」までの請求書が生成され、「2022年1月」の請求書が飛ばされてしまいます。

この原因は、元の請求終了日が「2022-01-19」に設定されていることにあります。自動契約更新は「請求終了日の翌月以降の請求日を持つ請求書を生成する」機能であるため、請求終了日が「2022-01-19」になっている場合は「2022年1月」の請求書は生成できません。

この場合は、請求終了日を「次回請求日の前日(2022-01-19)」ではなく、「最後の請求日(2021-12-20)」に合わせてください。

例2:毎月の請求(20日締翌月末払)で、毎月の自動契約更新時に新しい請求書を1回分作成する

■正しい設定
  • 支払条件:20日締翌月末払
  • 請求間隔:毎月
  • 自動契約更新:ON(更新時に1回分を延長)
  • 請求期間:2020-12-21〜2021-01-20

このように設定すると、請求終了日の翌日(2021年1月21日)になった時点で、翌月分の請求書が新たに生成されます。

この場合、上述の「定期請求の請求期間の設定におけるポイント」をどちらも満たしており、自動契約更新が正しく動作します。

■誤った設定
  • 支払条件:20日締翌月末払
  • 請求間隔:毎月
  • 自動契約更新:ON(更新時に1回分を延長)
  • 請求期間:2021-01-20〜2021-02-19

このように設定した場合、例1の「誤った設定」と同様の原因により、自動契約更新が動作した時点で意図とは異なる請求書が生成されます。

最初の案件登録時には「2021年1月」の請求書が1枚できますが、自動契約更新時(請求終了日の翌日である2021年2月20日になった時点)には「2021年3月」の請求書が生成され、「2021年2月」の請求書は飛ばされてしまいます。

この場合も、請求終了日を「次回請求日の前日(2021-02-19)」ではなく、「最後の請求日」である「2021-01-20」に合わせてください。

例3:毎年の請求(20日締翌月末払)で、1年ごとの自動契約更新時に新しい請求書を1回分作成する

■正しい設定
  • 支払条件:20日締翌月末払
  • 請求間隔:毎年
  • 自動契約更新:ON(更新時に1回分を延長)
  • 請求期間:2021-01-20〜2021-12-20

このように設定すると、請求終了日の翌日(2021年12月21日)になった時点で、次の1年分の請求書(1回分)が新たに生成されます。

この場合、上述の「定期請求の請求期間の設定におけるポイント」をどちらも満たしており、自動契約更新が正しく動作します。

■誤った設定
  • 支払条件:20日締翌月末払
  • 請求間隔:毎年
  • 自動契約更新:ON(更新時に1回分を延長)
  • 請求期間:2021-01-20〜2022-01-19

この例では、例1の「誤った設定」と同様に請求終了日が「2022-01-19」に設定されているため、自動契約更新機能の「請求終了日の翌月以降の請求日を持つ請求書を生成する」という仕様により、「2022年1月」の請求書は生成されません。

また、自動契約更新の請求期間は「日数」ではなく「月数」でカウントされます。そのため、請求期間を「2021-01-20〜2022-01-19」とした場合、日数で数えれば「365日(=1年)」ですが、月数で数えた場合には「13ヶ月(≠1年)」になってしまうため、正しく動作しません。

この場合も例1と同様に、請求終了日を「次回請求日の前日(2022-01-19)」ではなく、「最後の請求日(2021-12-20)」に合わせてください。



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