機能拡張および税率変更・軽減税率に対応した新しい会計連携機能をリリースしました。
なお、現在は既存の会計連携機能と並行して公開していますので、新旧両方の機能をお使い頂けます。
機能拡張の概要
従来の会計連携機能は、「案件区分1」に対応する「勘定科目」「税区分」のマッピングを設定できるというものでした。
今回の新しい会計連携機能では、「案件区分1」以外にも多くの項目をマッピングできるようになっています。また、会計連携専用の「会計区分1〜3」という項目も新たに用意しました。
また、設定可能な項目として、従来の「勘定科目」「税区分」に加え、「補助科目」「部門」「計上日」「摘要」など、各種の会計システムで使われている主要な項目にも対応しました。
税率変更・軽減税率対応
新しい会計連携機能では、税区分を「0%」「8%」「軽減税率8%」「10%」などの税率ごとに指定でき、同一請求書内に複数の税率が混在する場合は、税率ごとの金額を出力・連携できるようになっています。
そのため、税率が変更される2019年10月以降のデータについては、従来のものではなく、新しい会計連携機能を使って連携・データ出力を行ってください。
対象の会計システムについて
2019年8月25日時点では、以下の会計システム向けに、新しい会計連携機能をご利用頂けます。
・freee(API連携)
・弥生会計(CSV連携)
・勘定奉行(CSV連携)
なお、MFクラウド会計については、税率10%および軽減税率への対応から間もないため、今回は対象外です。現在、9月中の公開を予定しています。
(追記)2019年9月8日にMFクラウド会計も対応しました。
(追記)2019年9月22日に弥生会計オンラインも対応しました。
会計データ設定の移行
新しい会計連携機能が公開された2019年8月25日時点での既存の設定は、可能な範囲で新しい会計連携機能に移行されているため、多くのケースでは、とくに新たな設定をする必要はなく、そのままお使い頂けます。
ただし、仕様の違いにより移行されていないものや、仕様が変わっているものもいくつかありますので、詳しくは「会計データ設定移行ガイド」を確認の上、適宜必要な設定を行ってください。
また、freee連携に際して、権限不足等でfreee APIに接続できない状態だった場合は、既存の設定が新しい方には移行されていませんので、ご注意ください。
*freeeの権限については、freee連携のヘルプの「freeeのユーザー権限に関する注意事項」をご覧ください。
新しい会計連携機能への切り替え方
freee連携の場合
まず上メニューの「設定→新・会計データ設定(β)」で設定内容を確認し、もし変更の必要があれば設定の変更を行ってください。
準備が完了したら、「新・会計データ設定(β)→連携対象」タブで「新バージョンへ切り替え」をONにしてください。
その他の会計システムの場合
まず上メニューの「設定→新・会計データ設定(β)」で設定内容を確認し、もし変更の必要があれば設定の変更を行ってください。
請求一覧・支払一覧で、下図のように新旧両方のメニューが表示されています。「β」と付いている方が新しい会計連携機能ですので、「β」が付いている方をお使いください。
関連ヘルプ
詳しくは下記のヘルプをご覧ください。
・会計連携機能の概要
・会計システム向けデータ出力の共通設定
・会計データ設定の設定例
・freee連携
・弥生会計向けCSVデータ出力
・勘定奉行向けCSVデータ出力
・会計データ設定移行ガイド