対象 | マスターアカウント | 管理者 | 責任者 | リーダー | 担当者 | カスタム権限 |
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アドオンの有効・無効 | ○ | × | × | × | × | 設定次第 |
API連携の有効・無効 | ○ | ○ | × | × | × | 設定次第 |
支払データの送信 *1 | ○ | ○ | ○ | × | × | 設定次第 |
*1 「支払データの送信」を行うためには、上記権限に加えてユーザーごとに「銀行振込権限」が付与されている必要があります。
支払一覧から三井住友銀行の法人向けインターネットバンキング「Web21」へ振込データを送信することができます。
*送信されたデータが実際に振り込まれるためには、送信後にWeb21で承認を行う必要があります。board上の操作のみでは振込みは完了しませんので、ご注意ください。
有料アドオンを有効にする
アドオンは、上メニューの「設定→アドオン」から有効にできます。(マスターアカウントのみ)
三井住友銀行API連携機能は有料アドオン(月額800円・税抜)です。アドオンの料金は月額利用料に加算されるため、有効にしたタイミングから次回決済日の前日までは無料でお試しいただけます。
Web21での設定
API連携にあたっては、最初にWeb21で設定を行う必要があります。
*以下にWeb21での設定手順を示しますが、当ヘルプの作成時から画面・仕様が変わっている可能性があります。その場合は、Web21のヘルプをご参照ください。
*連携機能を利用可能なWeb21のプランについては「Web21 外部連携サービス」をご覧ください。
Web21にログイン後、左メニューの「各種設定→セキュリティー管理→外部連携サービス権限設定」を選択してください。
下図のようにチェックを付けて、「登録」を行えばWeb21側での準備は完了です。
*この操作の前に、必ず表示されている利用規定をご確認ください。また、不明点に関しては三井住友銀行様にご確認ください。
*上記のWeb21での操作は、初回設定時のみ必要なものです。
連携を有効にする
連携を有効化する際には、Web21にログインし、連携許可を行う必要がありますので、Web21が対応しているブラウザーで操作してください。
<Windows(IE11)をお使いの方へ>
boardでは2020年4月18日以降、IE11をサポート対象外ブラウザーとしています。しかし、Web21が従来はIE11のみで利用可能であったため、boardではこの連携許可の操作のみIE11で行えるようになっています。
*現在の利用可能環境は「ValueDoorのご利用環境 : 三井住友銀行」をご覧ください。
ただ、IE11は、2022年6月15日をもって、サポート終了となることがマイクロソフト社より発表されています。そのため、boardにおいても、2022年6月15日以降はIE11で当操作は行えなくなる予定です。それまでに他のブラウザーへの切り替えをお願いいたします。
IE11での操作手順は以下のとおりです。
・連携許可の操作を行う時のみ、IE11でboardにログインしてください。
・IE11でログインすると、下図の画面が表示されますので、ページ下部の「連携設定へ」のリンクをクリックしてください。
- 連携許可の画面に遷移し、後述の操作を行えるようになっています。
- 連携許可後は、IE11以外のブラウザーに戻り、振込データの送信操作を行ってください。
連携を有効にするには、上メニューの「設定→外部サービス連携」から、API連携の認証を行います。
上図の「外部サービス連携」画面で「三井住友銀行 Web21と連携」ボタンをクリックすると、下図の「連携ガイド」画面が表示されます。
連携ガイド画面の「三井住友銀行 Web21と連携」ボタンをクリックすると、新しいタブでWeb21のログイン画面が開きます。元のboardの画面は、Web21での操作のガイドとしてご参照ください。
Web21の画面では、最初にログイン画面が表示されます。前述の手順「Web21でのオプションの申込み」の際に「利用者一覧」で「サービス利用」のチェックを付けたユーザーでログインしてください。
ログイン後、以下の手順で設定を行ってください。
1. アクセス許可
boardからのAPI連携で許可する業務を選択します。現在boardで提供している機能は、「振込・振替」「総合振込」のみですので、そのいずれか、または両方にチェックを付けて「同意」ボタンを押してください。
*「振込・振替」「総合振込」のうち、許可しなかったものについては、データの送信はできませんのでご注意ください。
2. 認可期間
アクセス許可の期間を指定します。
都度:有効期限は15分で、15分経過後は、再度この認証の操作が必要になります。
一定期間(30日):30日間はこの認証の操作を行わずにAPI連携することができます。
*銀行のAPIの仕様上、認可の最大期間は30日となっています。30日経過後は、再度この操作が必要になります。
3. アクセス許可の確認
最後に確認画面が表示されるので、「アクセス許可手続きを継続する」をチェックし、「許可」ボタンをクリックしてください。
「許可」ボタンをクリックすると、boardへ戻ります。正常に完了画面が表示されれば連携設定は完了です。
ユーザーの「銀行振込権限」をONにする
通常の権限とは別に「銀行振込権限」があります。振込データの送信を行うためには、この権限をONにする必要があります。
この設定はデフォルトではOFFになっているので、上メニューの「組織設定→ユーザー管理」で、対象ユーザーの「銀行振込権限」をONにしてください。
発注先振込口座の登録
振込先の口座には、boardの「発注先口座管理」で登録されている口座情報が使用されます。そのため、事前に発注先口座を登録してください。
参考:発注先振込口座の登録
発注先振込口座では、1つの発注先に対して複数の口座を登録できますが、API連携機能では、自動的に支払通知書の口座が使用されます。ただし、支払通知書を使っていない場合には、発注登録時点の「デフォルト」の口座が使用されます。別の口座を指定したい場合には、その支払に対応する支払通知書の口座情報を変更してください。
また、銀行APIで送信可能な銀行・支店の情報は、「銀行コード」「銀行名(カナ)」「支店コード」「支店名(カナ)」です。「銀行コード」「支店コード」は必須で、「銀行名(カナ)」「支店名(カナ)」は任意項目ですが、カナ名称を入力していない状態で総合振込でデータを送信すると、Web21上で銀行名・支店名が空欄となり、承認時にわかりにくいため、カナ名称を入力しておくことをお勧めします。
また、口座名義が間違っている場合などはAPI連携時にはエラーにならず、Web21側で承認した後の振込実行時にエラーとなります。boardから連携した時点では口座名義の間違いに気付きづらいため、発注先振込口座を登録する際にとくにご注意ください。
支払データを送信する
連携が有効になると、支払一覧から振込データを送信できるようになります。
上図のようにチェックボックスで対象を選択し、「総合振込」「振込振替」のうち送信したい方を選択してください。下図のような確認画面が表示されます。(下図は「振込振替」の例)
<振込指定日>
確認画面では「振込指定日」を必ず指定してください。指定可能な日付は総合振込・振込振替によって異なります。詳細は銀行にご確認ください。
祝日・休日などの銀行の非営業日は本来指定できませんが、この連携では銀行の営業日を管理していないため、非営業日も選択可能な状態になっています。もし銀行の非営業日を選択した場合には、API連携後にエラーになりますので、ご注意ください。
<承認者>
Web21側で振込みを承認するユーザーを選択してください。(boardのユーザーではなく、Web21のユーザーが表示されています)
<取引メモ>
簡単なメモを入力できる欄です。Web21では「振込メモ」として表示されます。
<振込明細>
同一発注先に対して複数の支払がある場合は、1つにまとめられます。
「振込口座」欄には、発注先振込口座として登録されているものが表示されます。同一発注先に対して複数の口座が登録されている場合は、自動的に「デフォルト」が使用されます。
また、発注先に紐付く口座が未登録の場合は、その支払データは送信されません。
<確認チェック>
各行にある「確認」チェックは、お手元の請求書などと見比べてチェックする際に、チェック済みのものに印を付ける場合などにご利用ください。
この「確認」チェックのデータは、システム上では使用していないため、動作には影響しません。また、システム上で保存もされないため、あくまで確認画面上でのみご利用いただけるものです。
<総合振込における注意点>
当API連携では、総合振込の「手数料負担」を指定することができません。そのため、総合振込の場合は「先方/当方」を選択するのではなく、「先方手数料」として金額を入力する方式を取っています。先方負担の場合には、ここに手数料の金額を入力すれば「支払金額 - 先方手数料」の金額が送信されます。
<送信後の流れ>
「送信」ボタンをクリックすると、下図の完了画面が表示されます。
データの送信はバックグランドで行われるため、この完了画面が表示された時点では、まだ送信は完了していません。通常は数秒から数十秒程度で送信が完了しますが、混み合っている場合などはそれ以上の時間がかかることもあります。
送信状況は、完了画面にボタンが表示されている「銀行振込データ送信履歴」画面で確認できます。また、エラーになった際もこの画面で状況を確認できるので、送信後には必ず「銀行振込データ送信履歴へ」ボタンを押して、送信状況をご確認ください。
*「銀行振込データ送信履歴」画面には、上メニューの「設定→外部サービス連携」から進むこともできます。
その他注意事項
API利用不可な時間帯
銀行APIは、以下の日時には利用できません。また、その他にもメンテナンス等で利用できない場合があります。
- 毎日2:00〜4:00
- 月曜日0:00〜8:00
- 日曜日19:00〜0:00
- 1/1〜1/3
- 5/3〜5/5
- 第1月曜日2:00〜6:00
- 第3月曜日2:00〜6:00
- ハッピーマンデーの前日21:00〜翌6:00
支払ステータスの変更
振込データの送信が完了すると、支払ステータスが「振込準備中」に自動的に変更されます。
APIでのデータ送信は、画面上で登録時に送信が完了しているものではなく、画面上での操作完了後、裏で随時送信されます。そのため、送信完了までに時間がかかるケースがありますが、送信したものを判別できるよう画面操作完了時点で「振込準備中」に変わります。その後、APIでの連携時にエラーが発生して送信できなかった場合は、自動的に「振込準備中」から元のステータスに戻るようになっています。
「振込準備中」の位置づけについて、以下の留意点も合わせてご確認ください。
- インターネットバンキングへ振込データを送信後、承認者によって差戻しになるケースがありますが、この状態をAPI経由で取得することができないため、差戻しになっても「振込準備中」のままとなります。
- インターネットバンキング側での振込みの結果はboardの支払ステータスに反映されません。よって、支払ステータスはインターネットバンキング上で振込みが正常に実行されたことを確認の上、手動で「支払済」に変更してください。
要するに、「振込準備中」は「インターネットバンキングへの送信が完了した状態」とお考えください。
承認パターン
インターネットバンキングの承認方法には「シングル承認」と「ダブル承認」がありますが、API連携で対応しているのは「シングル承認」のみです。すでに「ダブル承認」に設定されている場合、API連携を利用するために「シングル承認」に変更する必要がありまます。
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